2019年12月17日火曜日

ゆっくりと読む古事記 5話



やっと公開かよ!もう忘れていたよ!という声も聞こえそうなゆっくり古事記
5話になりました。広報部長です。

今回はヤマタノオロチですね。スサノオ編クライマックスです。
ヤマタノオロチといえばドラクエ3な広報部長は、ファミコン版ドラクエ3チックなヤマタノオロチvsスサノオの再現を目指していましたが、うまくできずに断念。
その反動で何の盛り上がりもなくヤマタノオロチを退治してしまうというイマイチな仕上がりに。
海よりも深く反省。

動画の中で少しだけヤマタノオロチの正体に触れていますが、これも動画の中で言っている通り、深く考えずにヤマタノオロチvsスサノオを楽しんで想像するほうが好き。
でも、考察するのも好き。

古事記原文では「高志之八俣遠呂智」と書かれています。
「こしのやまたのおろち」
日本書紀では「八岐大蛇」でただの「やまたのおろち」なんですね。
古事記ではわざわざ古志とつけています。なんでやろ?
古志=越であれば北陸地方から来たんですね。ヤマタノオロチは。
そして、目は鬼灯の実のように真っ赤で頭と尾が8つ。
苔、杉、檜が背中に生えている。これは日本書紀でも一書で「頭に岩が転がって松が生えている」と表現してます。
「一書」を「あるふみ」と読む人は新川神社フリーク。
腹が血で爛れると表現されています。
現在有力な説は斐伊川の反乱の擬人化ですが、ヤマタノオロチは斐伊川の上流というよりも源流で起きた話なのですね。すると氾濫なのかな?
越のほうから侵略戦争があって血で川が染まったというのもアリかな?と思います。
もひとつ不思議なのが、ヤマタノオロチは話の流れでは完全な災害です。
でも八頭八尾という奇数を使っているんですね。
川の氾濫は多くの被害を出しますが、肥沃な土地を作る原動にもなりますし、製鉄を運んできたと考えると喜ぶべき災害でもあるのかも?

とか考えていると、前に進まんのですよ。元々答えが失われてしまったことを考えても意味がない。
それならば、ヤマタノオロチがスサノオと一大決戦を繰り広げたと考えたほうが楽しいじゃない。

ところでドラクエといえば、広報部長は4までしかやってません。
広報部長はFF派でした。
1-2-3は大好きだったし、4もすごく好きだったけど、5で冷めちゃった。
なんでか?
ドラクエってTRPGの純粋なテレビゲーム進化系で空想の余地がたくさんあるから楽しいんだと思う。
単純な記号で表現される世界が空想を膨らませる。
5からSFCなんだけど、華麗なグラフィックとストーリー性が空想が入る隙が減った気がする。
その点、FFは自分で動かせる映画を目指していた。FCのころ(1-2-3)は機械的限界があったけど、SFCで表現力が一気に広がって人形劇まで作り上げた。
PSで演劇まで持ってきて、PS2くらいからやっと自分で動かす映画になってきた気がする。声が付いたのも大きいかもしれない。
ただ、PS3あたりから、なんか見た目が嫌いでやってないけど。

TRPGの世代なのでどっちかっていうとゲームキャラクターは駒であってほしいんですね。
華麗なグラフィックを目指すならプレイヤーが干渉できる映画にしてほしいです。

ロードス島戦記を読み直しながらなんとなくそんな思いでおります。

久々に誰にも理解されないマニアックなお話でした。





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